01 ── 課題:月末、40社分の請求書が止まっていた。
月末に約40社分の請求データが集中していました。kintoneで入力したデータをいちど印刷し、Excelの請求書テンプレートへ手作業で転記。担当者の数日がこれで埋まっていました。
さらに出版社ごとに端数処理と消費税表示の書式がバラバラで、「1円ズレている」という指摘が繰り返し発生。ルールは担当者の頭の中にしかなく、引き継ぎもできない状態でした。
- 印刷 → 目視 → Excel転記の3段階
- 出版社別の端数・消費税ルールが属人化
- 「kintoneをやめるかもしれない」という前提条件
02 ── 解決までの手順:新しいツールは足さない。既存のGASにボタンを1つ。
- 月末業務を工程ごとに分解
どこで手が止まるかを特定しました。 - 入口をkintoneのCSVに固定
ツールを乗り換えても壊れない設計にするためです。Shift-JISのまま読み込みます。 - 既存のGASにボタンを1つ追加するだけの形に
操作を覚え直さずに済むようにしました。 - 横4ブロック構造のデータを縦持ちに変換
アンピボット処理。金額ゼロ行・メモ・計算用のグレー項目を除外します。 - 出版社コード別に仕分けし、端数・消費税のルールを1つに統一
ルールをコードに移し、会社のものにしました。 - 締め日ベースのファイル名制御と分割出力
テストのうえ納品。
使った技術GAS/Googleスプレッドシート/kintone

03 ── 成果:転記がなくなり、ルールが会社のものになった。
実績月末40社分の手転記が不要に
CSVを出してボタンを押すだけ。
実績「1円ズレ」を構造的に解消
端数処理・消費税表示をコードで統一しました。
実績乗り換えても使える設計
担当者が「kintoneをやめるかもしれない」と話していたため、入口をCSVに固定しました。
実績40社分の請求書を約1分で生成
テストデータ全体での差異は、仕様どおりの端数処理による2円のみでした。
実績引き継ぎができる状態に
頭の中にあったルールが仕様書とコードに残り、全24ページの導入マニュアルを添えて納品しました。
04 ── 費用と費用対効果
費用
110,000円(税込)。内訳:要件定義+テンプレート設計 30,000円/GAS開発 50,000円/テスト・納品 20,000円
試算削減時間
1社あたりの転記を5分とすると、月約3.3時間・年約40時間。
試算費用対効果
事務時給1,500円換算で年間約6万円。初期費用の回収は約1.8年。
保守
月額プランあり(kintone移行時の再対応を含む)。
所要時間は未計測のため、削減時間は試算です。実測すると数字はさらに具体的になります。